町で見つけた建築 2
今回目に留まった建築は前回と同じ銀行建築。現在も引き続き、秋田銀行の支店として利用されています。
これもまた同じく柱と梁で構成され、装飾のないシンプルな形状。雰囲気もとても似ています。詳しい建築年代はわかりませんが、当時、銀行建築ではこのデザインが流行っていたのでしょうか?
平面はおそらく正方形。ちょっときっちりしすぎだろ…と感じてしまいますが、まぁ、それも銀行らしくて良いと思います。やはり雰囲気を他と異にするのはその階高の高さ。二階の高さと隣のビルの三階の高さはあまり高さがないくらいです。屋根の分厚さも全体を重厚な印象にさせている要因に思われます。これが薄い屋根スラブになると印象は大きく変わるでしょうね。
正面ファサードと側面は全く同じに見えて少し違います。梁や窓が少しセットバックし、ちょっとした軒下空間ができているのです。また、柱と梁の縁取りされ長に境がはっきりし、立体感が感じられます。